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人は資産

人才是企業的重要資產:Toyota 和 Pixar 如何營造適合員工發展的工作環境? | TechOrange《 爆橘 |

最近とみによく言われる事で、ことにIT企業においては優秀なエンジニアは平凡なエンジニアの10倍から100倍のパフォーマンスを発揮することは当たり前の世界なので肌感覚的にも良くわかります。

なので各企業とも優秀な人(≒会社に対して富をもたらしてくれる人)の獲得に躍起になっていますし、「人は資産」というような言い方をする企業も増えてきている気がしますし、福利厚生や待遇を含め非常に手厚く報いる企業も増えている気がします。

これをもって、「人に対して優しい会社」と好感する見方もあるでしょうし、「優秀な人の囲い込みに必死になる一方、人に対しての評価がシビアになる」という風に見る人も居るでしょう。僕は後者側です。

つまり、「人は資産」は「社員は大事だから大切にする」というより(こういう意味も多分に含むとは思いますが)、「社員も資産管理と同様、シビアに現在価値や将来価値を見定める必要があるし、資産価値のある人はなんとしても手に入れる」という意味が含まれていると思っています。

 

 

会社が、社員に対して働きやすい環境、良い福利厚生を提供するのは、社会的使命というよりも、優秀な人を囲い込むための道具です。多くのシリコンバレーの企業がフリーランチや通勤手段の補助(EVカーの無料貸出しや、WiFi完備のバスの運行など)、無制限休暇の提供などの福利厚生に力を入れるのも、こういった理由が多分にあります。

逆説的に言うと、会社が環境を提供するに値しない(と会社側が判断した)社員に対して、無償の愛のようにいつまでも環境を提供し続けられるものではありません。よほどの大企業で無い限り。

最近は日本の企業でも当たり前のように他の国の優秀な人達と競争をする必要があるため、より、自分が価値を作り出せる人間なのか、会社が求める価値を提供できる人間なのか、真剣に考えなければいけない時代になってきたと感じています。