失踪日記2 アル中病棟
読了。友達からもらったので読んでみた。
前作?の失踪日記はとにかくすさまじいお話でしたが、今作は失踪日記ほどのストーリーのドラマチックさ?(実話らしいですけど)はなく、病棟でのアル中治療について仔細が書かれている作品です。
アルコール依存症は一度発症すると入院して治療しても二度と回復することなく、衝動的に発生する飲酒欲と一生戦わなければいけないようです。負けて飲んでしまえば、再度入院し治療を続ける。
それでも、退院患者のおよそ2割しか断酒を継続できず、それ以外の人は再入院、もしくは死に至る、という事のようです。
お酒は怖いですね、という月並みな感想になりますが、自らの身を滅ぼすような行動は慎まなければいけないと、本作を読んで改めて思います。