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中国の交通事情

中国は、日本に比べると車や歩行者の交通マナーが悪いと言われます。

まあ中国よりもマナーの良い国(アジアだと日本や香港、シンガポールなど)もあるし、悪い国もある、という事でしかなくて、相対論だとは思います。

 

主観も含め適当に箇条書き。

  • 中国は右側通行。というか大多数の国が右側通行ですね。
  • 上海や寧波などの比較的大きな都市では、赤信号時に秒数が表示されていて、信号が変わるまであと何秒か分かるようになっている。
  • そのせいか、ローリングスタート的に、残り1〜2秒からアクセルをふかして助走をつける車が多い。
  • 片側複数車線がある場合、日本だと必ず車線を守るけれど、中国だと車線のラインをまたいで線の上を走ることが多い。。。
  • かと思うと一つの車線に並行して複数の車が走ることも多い。。。
  • 車線変更がとにかく多い。そしてウインカーは公共バスとか以外は基本的に出さない
  • 横断歩道では、赤でも基本的に人は横断する。
  • 横断歩道が無くても、基本的に人は横断する。
  • そして、車は人が横断していても止まる事無く、すり抜けるように間を抜けていく。日本ではありえないくらい人の近くをすり抜けていく。命が軽く感じる。
  • 実際、北京で目の前で交通事故を目撃した事がある。女子大生っぽい人が赤信号で急に飛び出して、オートバイと衝突した。バイクの運転者はまったくもって非が無いように見えた。。
  • 車線変更や飛び出しが多いので、前に車や人が居て追い抜く時は、必ずと言っていいほどクラクションを鳴らす。けたたましいクラクションが鳴り響いていると運転手が乱暴な運転をしている、という風に想像しがちだけれど、ある意味非常に合理的な判断でクラクションを多用している模様
  • 中国のドライバーはマナーが悪い≒とんでも無いスピードを出している、 と想像しがちだけれど、それは逆で、いつ人や車が飛び出してくるか分からないので日本の公道と比べるとスピードが出せない。大きい道でも60km/hくらいしか出さない(心理的に出せない)事も多い。

日本みたいに多くの人が交通マナー(交通法規、とはあえて言わない。。)を遵守している国だと、他者への信頼感もあり、結構スピードを出して走る事ができますね。

「最大多数の最大幸福」という訳でも無いですが、合理的なルールは、遵守することで多くの人が利益を享受することができます。中国と日本の交通事情を比較すると、そんな事も感じてしまいます。

 

ちなみに、日本車の性能の高さは、日本以外の国に行くと本当に感じますね。中国のような道が整備されているとは言えないデコボコの環境でも、日本車だとよく停まるしよく走る。凹凸を感じさせないくらいスムーズに走ってくれます。

正直韓国や中国のメーカーの車は、日本車の1/10の価値も無いと思う。現状では。