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中国嫁日記

第三巻が出ていたので買ってみた。

中国嫁日記(三)

中国嫁日記(三)

 

最近実はブログもあまり見なくなっているので、ちょっと惰性な感があります。。

お話としては、作者の井上さんが中国に移住する周りの話と、特別書き下ろしの国際結婚周りの話について。

 

このマンガが面白さは、中国人と日本人の文化の差や、片言の言語話者(日本語、中国語)ならではの”あるある”ネタが日常的な小ネタ的に描かれていたところだと思います。

第三巻も、中国にそれなりの期間行ったことがある人であれば”あるある”的なネタが書かれていて面白かったです。

 

多くの人がどういう観点でこのマンガを見ているのかは個人的には興味があります。

国語学習者・話者として、”あるある”な小ネタを品賞するという楽しみ方が一つ。プライバシーもあるので完全に実話ネタだけ書く訳には行かないでしょうけどね。脚色やぼかしは必ず有るわけですが。

月(yue)さんの行動が面白くて萌える、という観点もあるかな、と思います。母国語以外の言語を話す人は、よっぽど習熟している人でないと拙く幼く見えるので、そういう可愛さが好きな人もいるでしょう。こういう楽しみ方は若干ロリコン趣味っぽいなとか思ったりしますけどね。

あとは、真剣に、中国女性x日本男性の国際恋愛、国際結婚の参考として読んでいる人も居るんでしょうね。

 

僕は一番上の「ネタ」として楽しんでいる感じです。

ただ作者の井上さんはどの程度中国語が出来るのか知りませんが(中国で仕事をしている訳だから僕なんかより遥かに達者だと思いますが)、作中の表現が謙遜出ないのであればそこまで話せる訳でなく、正直月さんの本音や友達間の会話をどの程度把握できているのかな、と思ったりもします。

だいたい把握した上でマンガ上では脚色してネタ化しているのか、本当に中国語が拙くその感性のまま描いた「ネタ」かで、受け取り方はだいぶ変わってきます。

 

同時に、月さんとの関係や恋愛話は、とても現実的とは思えないので(いや、当人同士としては「現実なんだ」と言われるでしょうが)、あまり参考にならないだろうな、と思います。

中国の八十后なのに5人姉妹とか、独身オタクとは言えそれなりに所得のある人とか、そんな人達はそもそもレアケースなので。。

たとえば、日本に居ると中国から留学生としてやってきている女性達が沢山おりますが、主観で言うと彼女は9割は遊びに来ているだけ、残り1割は日本国籍もしくは永住権が欲しい人たち(手段は様々…)、という感じなので、そういう人たちに対して「中国嫁日記」的な情報を基に変に期待し夢を持つのは個人的には「辞めろ」と言いたい感じです。

ちなみに専門技量を身につけて、その結果日本の会社で就職している方については、総じて真面目だし尊敬に足る人たちだと思っています。

 

まあ、主観を垂れ流していてもフェアではないので、以下のイベントに参加して色々と話を聞いてこようかなと思っています。あと、中国人の友達にこの本の感想を聞いてみよう。。

Live Wire [235] 14.2.16(日) 井上純一フリートーク#5 ジンさん中国嫁打ち明け話「月サンの真実」 - Boutreview Onlineshop powered by mb-s cart