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気持ちを伝えるのは難しい

歳を重ねるごとに、本音を口にすることが難しくなります。

物事を前にして感じたことを素直に口にすることがはばかられるのは「そんな当たり前のことを今更言うのか」という進歩感・発展感の無さに対する恥ずかしさがあるかもしれません。

言うべき事を躊躇してしまうのは、発言に伴う責任やリスクをついつい回避したいという気持ちからなのかもしれません。

本当なら伝えるべきだった優しい言葉、感謝の気持ち、「好きだ」というそんな言葉ですら口をつぐんで出てこず、照れくささとともに微笑みを浮かべるだけ。そんな事では、自分の気持ちを相手に伝えることはできない。

相手のことを思うのならば、まず率先して、相手に、わかりやすく伝える努力をしなければいけない。言葉であったり、表情、身振り手振り、なんでも良いから...

 

「あの時に時間が戻れば、いくらでもやり直しができるのに」という後悔の念が募っても、時間は元には戻らない。ただ後悔だけが心に溜まり、胃もたれを感じながらゆるやかに消化されていくのをただまつばかりです。