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大企業に入るということは、普通の人になるということ

小さい組織から大きい組織に変化をしていく様を何度か目の当たりにすると思うのですが、大きい組織になるということは、今まで組織の中で特別だった(かもしれない)自分の存在が、ごく普通の存在へと変化をしていくことだと思っています。

今まで、その組織の中で自分にしか出来なかったことが、人が増え組織が大きくなることで他の人が担当し、他の人でもできるようになっていきます。もしくは自分より優秀な人が加わり、自分が行うよりもその人に任せた方が良いという組織的判断がされることもあります。

もちろん、じゃあ小さい組織のまま、少ない人数のままであれば自分が特別であり続けられる、そういう考え方もできますが、それはあまりに卑小な考え方にみえます。人が増え、優秀な人が増えていく中で、「自分にしか出来ない何か」を維持し続けていける人が優秀な人で、僕はそういう人でありたいと言う思いはあります。

違う側面の話として、成長し続ける組織において、初期の段階で礎を築く事に尽力すると、その功績は長く語られ、讃えられます。かつ、その功績の(組織の中での)重さは、後からその組織に加わった人にはなかなか容易に越えることはできない、とういこともあります。

 

大企業というのは、先人の偉大な貢献や業績の積み重ねによって成り立っており、基本的に多くの大企業は多くの雇用者がいます。その中で、過去の業績を超えるような業績を作り上げることは非常に難易度が高いですし、多数の同僚の中から抜きん出ることも難易度が高いです。なのでよほど優秀でないと、組織の中で埋もれてしまい、結果普通の人となってしまいます。

「この会社の業績のうちの多くは自分の力で実現したものだ」と誇り高く宣言したくても、大企業の中では実現は難しいでしょう。かと言って零細企業の中で爪に火を灯すようなささやかな状況で語っても虚しいだけです。

未来に、少なくとも今後10年単位で存続する会社や組織、サービスの礎を作ることに尽力し、多大な貢献をすることが、普通の人が「普通でない」実績を残す近道なのではないかな、と思ったりします。

 

新卒で大企業に入るというキャリアは個人的にはかなりオススメしたいルートではありますが、自分が力をつけられた、社会・業界のしきたりやルール・慣習を理解できた、と思った段階で、力試しとして新進気鋭の会社に飛び込んで見るのが一番良いのでは、と思ったりすることが多く、こんな事を書きました。

たまたま新卒で大企業に入ることができて、そのこと(だけ)を傘にかけている人を結構見かけることも、こんな事を書いた動機でもあります......