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断酒のすすめ

僕はお酒は嫌いではなく、どちらかというと好きでかつ強い方ですが、今年から「断酒」を周りに宣言し実行にうつしました。

この辺の話は嗜好の話であり他人に強制する類のものではないですが、かなりメリットが大きいなと感じる事があります。

 

余計なお金を使わなくて済むようになり、お金が節約できる

僕は「高いお酒を大量に飲む」という質の悪い人間だったのでお酒の席での出費はそれなりの額だったのですが、断酒後は夜の会食等でお酒を飲まなくなり、使うお金が1/10 ~ 1/4 くらいになりました。

それとは別に、本質的に、居酒屋等での出費が見合ったものなのかは冷静に考える必要があるかな、と。

たとえば、お寿司屋さんで5,000円分のお寿司を食べようとすると、上級とは言えないまでもそれなりのクオリティのお寿司をたらふく食べる事ができます。しかし居酒屋だと、大して美味しくないお酒と料理しか出てこない大衆居酒屋でも平気で5,000円くらい取られる店が沢山あります。内訳としてお酒の占める割合は高く、水で薄めたジュースの出来損ないのようなよく分からないサワーとかカクテルが数百円取られるわけです。

こんなものに対してお金を使うくらいなら、居酒屋ではただひたすら水を飲み、もう少し価値のあるものにお金を使ったほうが良いという発想にもなります。

 

いつでもシラフなので時間を有効活用できる

僕はお酒が強いとはいえ、それでもお酒を飲んでしまうと車や自転車の運転はできなくなりますし、集中力等も鈍るので本を読んだり語学勉強をする能率も下がります。

酒席でお酒を飲まないようにすると、お酒を飲んだらできなくなるような諸々の事が帰宅後に出来るようになります。酒席のあとでも、家で「ちょっと勉強しようか」という気持ちになれるのは非常に良く、結果として時間の有効活用ができます。

 

健康管理にも当然つながる

内臓、特に肝臓周りのケアという意味でもそうですが、お酒を飲むとどうしてもその日の睡眠が浅くなりがちです。僕は以前fitbitを数ヶ月装着していましたが、お酒を飲んだ日と飲まなかった日では、レム睡眠の深さと長さに有意差があり、お酒を飲むとどうしても睡眠が浅くなることを定量的に確認しました。

睡眠は健康の基本です。お酒の飲み過ぎは睡眠障害に繋がりやすいので、断酒をしないまでも、睡眠時間が短くなりそうな忙しい時期は出来る限り飲まないようにするのが良いかなと思います。

 

お酒を飲んでも飲まなくてもテンションが変わらない

これは僕個人的な要素が大きいですが、お酒をある程度の量飲んでも別に酔っ払う事が無いのでテンションが上がったりもしないですし、お酒を飲まなかったとしても周りが盛り上がっているのであれば合わせてテンションを上げることはできます。

だとしたら、お酒は別に要らないんじゃね?という気持ちに達するのも自然なことではあります。

 

 

僕も基本的にはお酒は好きですし、最適な形で長く熟成されたウイスキーは人類が生み出した芸術だと思うくらい思い入れも強いのですが、それでもお酒を飲まなくても楽しく生きれるのであれば、お酒以上に大事なものがあるのであれば、無理してお酒を飲まなくても生きていけるかな、と思ったりします。