アイ

遙かなるクリスマス

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この曲をじっくりと拝聴する機会があり、あらためてこの曲の終盤の歌詞について思いを馳せました。

つまり、なぜあんなにも執拗に「君を愛している」と叫び、「幸せであれ」と叫び続けるのか、と。

 

要するに、どんなに絶望的な状況であろうとも、あきらめずに叫び続け、祈り続けなければいけないことがある、ということなのだと、ようやく思い至りました。その祈りが叶うかどうか、叶わないのではないか、そんな状況でもなお祈り続け、叫び続けなければいけないことがある。

そして、その苛烈なまでの「祈り」というのは、この歌に普遍的に流れるテーマなのだと思います。

 

一つの歌であっても、その歌が何を表し何を伝えようとするのか、何年も歲月をかけて聴いてはじめて気づくこともあります。もちろん今の僕の結論が、もう少し先の未来では、その時の自分の境遇や経験してきた事により変わるかもしれません。

歌は生き物で、その人の中で、長い間、それこそ一生涯の間、生き続ける生き物なのだな、と、あらためて思ったりします。