アイ

旅の歌

旅好きな僕ですが、そのインスピレーションは多くの音楽・歌から得てきています。僕にかぎらず、そういう人は多いのではないでしょうか。

クリエイターの箭内道彦さんが吉田拓郎さんの「落陽」に触発されて、サイコロ2つを持参して苫小牧に赴き、仙台行きフェリーにのる最中に見知らぬおじさんにおもむろにサイコロを渡し「これを僕に渡してください」とお願いしたというのは有名な話ですねw

苫小牧発・仙台行きフェリー

あのじいさんときたら

わざわざ見送ってくれたよ

みやげにもらったサイコロふたつ

手の中でふれば

また振り出しに戻る旅に

日が沈んでいく

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僕はそこまでの経験はないですが、歌を通じて旅情らしきものを感じて憧れ、旅に出た、という経験はあります。

そのきっかけになった曲は、風の「北国列車」という歌です。

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「風」は元かぐや姫(神田川で有名)の伊勢正三のグループで、「22才の別れ」などは有名ではありますが、僕の年齢でこのマイナーな曲を知っているというのは年齢詐称疑惑がおきても不思議ではない不自然さなわけですw。

確か中学生時代、ギターを少しひき始めた頃になぜかこのマイナーな曲を耳にする機会があり、不思議な寂寞感に引きこまれた記憶があります。

「君を忘れるため」に出る旅というものが存在する、という事に、若かりし頃の僕は衝撃を受けました。大人とはそういう生き物なのだろうか、果たしてその心境とはどのようなものだろうか、その傷を癒やすためにそんなに面倒くさいプロセス(長い旅に出る)が必要なのか、、といった風に感じた事が、僕が旅に対して興味をもったそもそものきっかけだったかもしれません。

 

もっとも、僕はまだ「君を忘れるため」に旅に出たことはありませんし、中学時代もこの歌に触発されながらも(親や学校教師の反対もあり)長野あたりに日帰りの旅行に友だちと出かけるにとどまる、といった感じでした。

 

そこまで思いつめた旅でなくても、ふと心のスイッチを切り替えて、僕を旅に駆り立ててくれる歌は沢山あります。

代表的なものを以下3つほど。

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