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お金の使い方

お金というのは、人によって違うかもしれませんが、僕みたいに貧乏な家に育った人間にとっては「自分の人生のうち、多くのの時間をかけて企業に貢献し、その対価として得たもの」です。

つまりお金はその人が今まで歩んできた生き方への対価である、と単純化することもでき、そのお金をどのように使うかというのは、つまり人生をどう生きるか、というところにつながります。

 

そして、多くの人は、年月を経れば経るほど、基本的にはお金の使いかたが賢くなります。「賢い」とはどのような状況を指すかというと、「自分の人生を豊かにするために最大限効果的なものにお金を使うようになる」ということです。

 

僕も、今よりは若いころには、お金の使い方がよく分からず、今思うと無駄なことに結構お金を使ってました。

たとえば、所謂「夜のお店」に足繁く通った時期があったり、これは本当に何も生み出さず無駄だったなと思います。最大限自分を肯定すると、20代前半の若いうちにこの「無駄さ」を理解したので、これからの人生で同じ失敗はしないだろう、とはいえます。

競馬に夢中になっていた時期もあり、まあこのおかげで競馬の知識が豊富になり、知り合いに馬主席に何度か連れて行ってもらったりといった経験も出来たのでよかったなと思います。あわせて、ギャンブルにのめり込むことの危うさと無意味さも、こちらも20代前半のうちに実感しました。しかし、貴重な週末を馬券を買うことに費やす事はもう殆ど無いです(一部のお祭り的なG1除く)

あと、自分のライフステージに釣り合わない趣味。以前乗馬をしていたのですが、ランニングコストが非常にかかり、当時の身の丈に合ってなかったなと思います。今は馬の毛アレルギーであることを自覚しているので乗馬はしたいけれどこちらも今後はのめり込むことは無いかな......

 

倹約しすぎて、自分がやりたい事を抑制しすぎるのは良くないですが、とはいえ、お金を消費することで精神的な安寧を得るような状況は非常に危険です。なので、「自分の人生を豊かにするためにはどのような生き方が良いのか」「そしてそれを実現するためには何が必要で、その中でお金が必要なのは何か」ということを考えるのはとても大事な気がしています。

 

僕はもともと物欲が無い方なので、おそらく他人から見た時にあまり消費活動をせず、お金を使わないタイプに見られると思います。

とはいえども、「ここに関してはこだわる」という部分がいくつか有ります。

 

◯メガネ

仕事中、いつも長時間かけているため、メガネについては気を遣います。

度はあっているかどうか、フレームはフィットしているかどうか、乱視や色の補正は適切か、等々。なのでレンズの調整は店員の人にうんざりされるくらい時間をかけますし、フレームの素材にも非常に気を遣います。基本的にはファッション重視のものではなく無骨だけど軽いチタン素材のものを採用します。しかしチタンは高い......

今かけているメガネが4万円くらいのもので、メガネ作るのに2~3時間くらい店主とやりとりをしながら作ったものです。新しく作ったのは6万円......

もちろんお金をかけたから良い、という訳でも無いのですが、量販店ではなく個人商店的なお店で時間をかけて作るので、どうしても割高になりがちです。しかしメガネは商売道具でもあるので、ここは妥協はあまりしたくない点です。せいぜい5年に1度くらいしか作り替えたりしないので、額面ほど高い買い物でも無いと思っています。

 

◯靴

歩くということは人間においてすべての源泉であり、いかような理由があろうと歩けなくなった時点で生物としての人間は機能的に劣化します。そこまでいかずとも、快適に歩けることは精神的にも肉体的にもプラスになります。

ということで、こちらもファッション性は完全に捨てて、歩きやすいランニングシューズを履くようにしています。最近のランニングブームによりシューズの進化も激しく、2万円くらい出せば、軽くて、通気性も良くて、歩いたり走ったりするための補助機能がソールについているようなシューズが買えます。

靴はどうしても消耗品になるので2万円は高い、と感じなくもないですが、生活の快適さを考えると決して高い買い物とは思っていません。

 

◯カバン

カバンも、歩くという行為に直結しているので、デザインは良いけど背負いづらいようなものはNGです。たいてい、1万円以下の安いカバンは背負った時の重みのかかり方とかが体に負担がかかるようになっていて、買うべきではないです。

いろいろな有名ドコロのショルダーバッグやメッセンジャーバッグを試しましたが、今はArc'teryxのデイバッグに落ち着きました。

arcteryx.com

もちろんこの世界は値段によりピンキリな訳ですが、1~2万円程度の価格帯の商品としては、これは多くの荷物が入るし、沢山詰め込んでもそこまでの重さを感じないので、非常に良く出来ていると思います。

もちろん、基本的にはアウトドア商品なので、オシャレではありませんが。。

 

◯寄付

一定額以内であれば住民税・所得税の控除が得られるので、その枠内では出来る限り行うようにしています。

もちろん手間もかかりますし、寄付した額の全額が控除対象として還付されるわけでもないので、かかる手間も含めて人によっては「無駄遣い」と思われることもあります。

しかし、社会との関わり方を考えた時に、何に使われるかよく分からない「税金」という形で収奪されるに任せるだけでなく、自分がふさわしいと思う形で社会に還元する方法を選択できると言う意味で、寄付という手段は有効だと思っています。

いわゆる慈善団体への寄付や、ふるさと納税の仕組みを使って、いつも上限額程度は寄付をするようにしています。

 

◯周りの人の幸せのために

「幸せ」と言う言葉は非常に押し付けがましい気がしていますが、自分が何かしらその場で貢献をすることで周りが幸せになる、もしくは不幸せにならないのであれば、そこには労力をかけますし、それが「お金」という手段で解決できる、もしくはお金でしか解決できないのであれば、そこのお金は投じます。

自分の親が脳卒中で倒れた際、長期の入院や、家でリハビリをするために車いすで出入りできるようにするためにリフォーム工事費など、1年で数百万円のお金をつぎ込みましたが、僕はこのお金の使い方が「金遣いが荒い」とは思っていません。正直いろいろな選択肢はあったとは思いますが、僕はこういった場に直面して、こういう選択をしなかったら、それまで生きていた自分の人生を否定することになる、と思います。

 

全然話は変わりますが、「ハチミツとクローバー」というマンガの登場人物の真山の以下のエピソードは、とても僕には印象的です。

「それにさ
もし好きな女に何かあった時さ
『何も考えないでしばらく休め』って言えるくらいは
なんかさ
持ってたいんだよね」

 

 

mixvox.org

僕の場合は「好きな女」のためにお金を使ったわけではないですが、自分にその力があり、かつその力を発揮することで周りが不幸にならないのであれば、ためらう必要は無いと思います。また、そういう時に対応できるよう、常にそれなりの蓄えは備えておくべきだと思います。

 

同じような理由で、旅行などに行った際にその感動を少しでも伝えられるお土産を仲の良い知り合いの為に買ってきて渡したり、何かしらのお祝い事に華を添えるサプライズ的なプレゼントを買ったり、自分のちょっとした行動(とちょっとしたお金)で周りの雰囲気を良い方向に変えられるのであれば、そういう事について躊躇するような人生は歩みたくないな、と思ったりしています。

 

◯しっかりしたお金の管理

必要なときに必要なものにお金を使うためには、計画的なお金の管理がとても大事です。

僕は自分の資産や蓄財方法については絶対口外しないので書きませんが、キャッシュフローの管理や投資について、多分一般の人よりはかなりしっかりやってると思います。

また、日々の固定費の削減もとても大事なので、分不相応な高い部屋に住まないとか、月単位でかかる費用(携帯、電気代、等)はできるだけ減らす努力をするとか、細かい話だとコンビニで買い物をしない、居酒屋とかには極力行かない(呑みたいなら友人宅で宅飲み)など、無用な無駄遣いはできるだけしないように心がけるようにしてます。