アイ

下駄

下駄って中国語でなんて呼ぶか分からずに、日本語の直訳、見た目のイメージで"xiatai"と連呼して相手をポカンとさせてしまいましたが、中国語では「木の履物」ということで"木屐(muji)"と呼ぶらしいですね。そして「駄」という字は中国では今殆ど使われていない...(一応、音は"duo"もしくは"tuo"。"驮"と同一字。)

いわゆる日本の下駄は独自進化したものなので、必ずしも「下駄=木屐」とは言えないようですが。

木屐_百度百科

 

日本の下駄も、戦国時代あたりから普及し始めたということで歴史は中国ほど古くはないですが、今の中国ではほぼ見かけなくなった中、日本では夏の花火大会を象徴する出で立ちとして残っていたりと、文化風習的には日本人の方が馴染みが深い履物になってしまいましたね。

 

花火大会・浴衣の文脈から離れても、最近は若者向けにカジュアルな下駄も多く発売されていて、暑い夏、素足で履く下駄は涼しいので個人的には見なおして良い履物のような気がしますけれどね。

ビーサン履くくらいなら、日本人なら下駄だろ、的な。

実際、最近の下駄は、靴底にゴムが貼られていて、靴底の板もそれほど高さがなく、音もうるさくないし、削りが足の形にフィットする用に削られて非常に歩きやすい配慮がされているものが増えてきています。僕も、夏のこの時期、会社の室内履き&ちょっとした外出用途に重宝しています。

今風の下駄で入手しやすいものだと、静岡の「げたのみずとり」さんのになりますかね。僕は、その中の「茶人」シリーズを愛用しています。

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