アイ

シェアサイクル

台北では、giantのお膝元ということもあってか、自転車ブームがここ数年来起こっています。

世界的な健康志向という流れもあるでしょうし、台北は特に自動車網の整備が十分でなかったりオートバイの過多による大気汚染が深刻であるという事情もあり、国を上げて解消を目指しているというベクトルに”自転車”というツールはマッチしているように見えます。

その潮流を反映してか、シェアサイクルについてもインフラ整備が進んでおり、最近ではどの駅前にもサイクルポートがあり、実際利用者もそれなりに多いようです。

toyokeizai.net

 

そういう状況を眺めてて、羨ましく感じると同時に、日本でも整備が進んで欲しいなと思っています。

 

僕の狭い行動範囲の中から観測すると、日本でいま一番現実的な形で普及していると思われるのは、岡山市の「ももちゃり」です。

okayama-ccs.jp

シェアサイクルを実現させるために必要な要素として

  • 手続きの簡易さ
  • サイクルポートの多さ
  • 街全体の自転車へのサポート

が必要かなと思っており、岡山はこれら3つをすべてクリアしています。

ももちゃりの申し込み手続きは、特に書類などの手続きは必要なく、サイクルポートにある端末かインターネット上経由で即時行えます。申込時には非接触ICカード(Suica/Icocaなど)とクレジットカードの準備が予め必要。ICカードは借りる際の鍵代わりに使い、クレジットカードは決済手段として使用します。

申し込み手続きが終わったら、サイクルポートにおいてある自転車置き場に非接触ICカードをかざすと施錠が解除され、乗ることができるようになります。乗り終わったら、近くのサイクルポートの自転車置き場に設置すれば、返却完了。もちろん乗ったサイクルポートと異なるポートに返してもOKです。

 

サイクルポートの数も、駅前や、繁華街、岡山城・後楽園などの景勝地や行政の建物等、都市部にくまなく置いてあり、片道・往復ともにちょっとした足として使うのに便利だと感じます。

 

また、岡山市の地形的特徴として、都市部は非常に平らな作りになっているので、自転車での移動が苦になりません。また、道も広く、自転車道もところどころ整備されているため、環境も整っています。

 

実際のところビジネスとしてどこまで成功しているのかは図りかねますが、ただ、日常の足として非常に便利であろうな、とイメージしやすいのは岡山の事例かなと思っています。

 

東京は、というと、、、

一応、いくつかあるみたいですが、土地が空いてないこともあってかサイクルポートが圧倒的に不足していたり、ありえないくらい料金体型が高かったり、東京は(僕はそうでもないと思いますが)坂が多いという環境面でのマイナス要素もあり、なかなか現時点では普及させるにはいくつかの壁があるように感じます。

それでも、行政が行っているサービスはまだましかなと思います。

docomo-cycle.jp

docomo-cycle.jp

docomo-cycle.jp

 

行政が行っているサービスでは無いのは以下。現時点では触れないのが無難。

シェアサイクルCOGICOGI(コギコギ)