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国語と数学の成績の相関

興味深い資料があった。小学校〜中学校では、算数/数学と国語の成績に正の相関があるらしい。

berd.benesse.jp

この資料を見る限り、文章の読解力が算数/数学の設問の意図の理解度にもつながっている、という感じのようです。

 

僕の憶測・妄想も含んだ感想だと

  • 小学校〜中学校程度の基礎学力だと、専門性の高い算数や数学の問題は出題されず、出題の意図が理解できれば解けるような問題が多い
  • そして、国語力も一般の大人に比べて未熟なケースが多い
  • そういう状況なので、読解力が平均より高いというだけで、国語だけでなく結果として算数・数学など他の教科の成績を押し上げる効果がある

という感じなのかな、と受け取りました。

国語、数学、それぞれ専門性が高まれば高まるほど相関は弱まっていくのかな、と想像しています。たとえば、一般的な日本語を読み解く能力だけで解けるような容易な数学的問題が減る、など。

また、国語の読解力や文章作成能力などにおいて求められる論理構成能力が、数理的なアプローチで解をとく能力につながっている、というわけではないようです(つながりがあるかもしれないが、言及はされてない)

 

僕は、高校までは偏差値的な意味で数学が一番得意な教科で二番目が国語、大学は文学部出身で仕事は理系のお仕事、という感じの人間なので、ついつい気になった統計でした。

ちなみに好きな教科はずっと国語でしたけどね。もともと本や新聞を読むことが好きで図書館に頻繁に出入りしていたので、そういう土台があると勉強しなくても高得点が取れるという理由で(僕は国語教科に関する学外での勉強、ならびに試験の予習、というものをした記憶がありません...そもそも学習塾に通ったことも無いのですが)。