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僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない

昨今のラノベかと誤解するくらい平易な文章をつなげた長いタイトル。他人にオススメしようとしても覚えきれなくて正確に伝えられず、そういう意味では実用性が無い気が...

基本的には、これから高齢者が増える中で、現在の医療のやり方では財源が逼迫するのは火を見るより明らかです。その中で、より国民みんなが健康的に過ごすために何をするべきか、という提言書という位置づけの書籍です。

 

この書籍に書かれていることは、だいたい以下の内容です

  • 予防医療(この書籍内では「投資型医療」)を積極的に行うことで、大病になってから治療をするよりも医療費を大幅に下げられる。
  • 健康は医者任せでなく、患者自体もリテラシーを高める必要がある

この2点は、僕自身の経験としても、僕の父の姿を見たうえでも、共感する点が多いです。父も突然脳卒中になったわけではなく、不健康な生活(酒、タバコ、運動不足)の積み重ねが遠因になったことは間違いなく、その結果、彼の人生からは自由で能動的に行動するという選択肢を失ってしまいました。

 

そういう意味で、この書籍に書かれている内容については "totally agree"なのですが、では、具体的に我々がどのようなアクションを行えば世の中を変えていけるのか、その手段については当書籍では曖昧なままです。もちろん、我々皆が、当事者意識を以って立ち向かっていくのが大切なのだ、と思います。