アイ

シェアリングエコノミー

「シェアリングエコノミーとはつまり、税金を収める事により皆が共有可能な財産、つまり公共施設や公共サービスのことである。だから、我々はすでにその利得を日常的に享受している。」

 

というような事を言って冷水をかけるのは容易いのですが、実は国がある程度言葉の定義・範囲を定めているのですね。

総務省|平成27年版 情報通信白書|シェアリング・エコノミーとは

「シェアリング・エコノミー」とは、典型的には個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスであり、貸主は遊休資産の活用による収入、借主は所有することなく利用ができるというメリットがある。 

いずれにせよ、ミニマリストの話にも関係しそうですが、国が豊かで、インフラが整い、有償にせよ無償にせよ自分が資産をがめつく保持しなくても対価を支払うことでサービスを安定して享受出来る環境が豊富に整っている事が前提の考え方な気がします。

そして、資産の他者の独占や収奪が行われないような、賢い制度設計と、合意形成のプロセス、それらを実現するためのある程度の教育水準も必要なのでしょうね。