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関白失脚

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やべっちFCまでの待ち時間に関ジャムを見ていたら湘南乃風の若旦那が出ていて、そしてありえないくらい熱くさだまさしについて語っていた......。延々と20分間、自分の宣伝もおざなりに、ひたすら「さだまさし」がいかに凄いかを語り続ける...

 

この中で、若旦那自身が「自分の人生を良い方向に曲げてくれた歌」と紹介していたのが「関白失脚」。「関白宣言」の15年後に作成された、セルフカヴァー?曲です。


年の初めはさだまさし「関白失脚」

 

この歌のライブでの人気は凄まじく、お母さん方は「綾小路きみまろ」ばりの弄りに爆笑し、そしてお父さん方は歌詞の後半の「応援歌」の部分に感極まるのか涙ぐむ人が多い。

一度、どこかのライブに参加した時に、僕の両隣の席が妙齢のお父様であった時がありました。そして「関白失脚」が演奏され、聴いた後両隣のお父さんがともに号泣、メガネを外しハンカチで目を覆ってオイオイ泣いている姿を見て、ある意味人生の辛さ・お父さんの辛さも感じつつ..、そういうお父さん方に向けた応援歌として熱烈に支持されているという印象を受けました。

 

そして、そういうような両性からの支持もあり、今ではライブでは本家の「関白宣言」よりも歌われることも多いし、ファンからの支持もとても厚い曲のひとつであります。

どちらかというと、「関白宣言」は「関白失脚」の前フリ、前座の扱い。関白宣言を演奏しても途中で辞めて「こんな曲作ったけど、当時は世間に対する見方が間違ってたな...(悲嘆)」という感じで、代わりに「関白失脚」を歌うことがとても多いです。

 

僕も、「◯◯さん(←私)ってさだまさしが好きなんだ。さだまさしって言うとあれだよね、あの「亭主関白」の人。」みたいな事を良く言われ、「さだまさしファン≒そういう考え方の人」というような印象で見られてしまうこともたまにあります。

そして女性に僕がさだまさしが好きな旨を伝えると、一番最初に心配されるのはこの辺です。「この人はさだまさしファンだから、さだまさしと同じように(誤解)亭主関白な人なんじゃないか...」みたいな。

しかしその心配は完全に御無用で、さだまさし自身が過去の大ヒット曲を否定するかのようなセルフカヴァー曲として「関白失脚」のような歌を出しています。

そういう事情もあり、「関白宣言」の話を振られたら、「関白失脚という歌があるよ」と返すようにしています。

 

そして、実際のところ、さだまさしの歌をある程度聴くと、もっと深淵な「人生」「生命」といったテーマについて考えるようになります。