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さだまさし - 戦友会

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「生さだ」で「この歌が一番好き」という中学生からの投書に一ヶ月遅れでリクエストに応えた映像がこちらですが、さだまさし本人も「なぜこの曲なのか?」「中学生がこの曲の何に反応したのか?」と不可思議な様子でした。

 

僕も、この曲は自分が中学生の時に出会いました。そして、件の中学生と同じかはわかりませんが、僕自身も強い印象を残した曲であります。

 

僕の場合は、まさに世間で言われる多感な「青春時代」を過ごしている中、自分と全くことなる青春を過ごした人たちの存在、そのことが描かれていることが心に残った理由です。

戦時中、選択肢の自由というものをもぎ取られた、そんな時代の中、そんな今の平和な世の中では想像が難しいそんな時代の中でも「青春を確かに生きた」人たちの姿から何を感じ取ったのか、今となっては記憶が正確ではありません。

しかし、自分と異なる青春を過ごした人たちに対する興味、想像、「どんな時代にもその時代なりの青春があり、人々は一生懸命生きている」という事実、そしてそこから様々な事、時代や命、そして仲間、といったものについて思いを巡らせた、そんなような記憶があります。

 

いずれにせよ、様々に多感な時期に、さだまさしのような語彙力と表現力溢れる詩の世界に触れると、大人が想像できないくらいに陶酔してしまうような事はあると思います。

大人になると忘れてしまいますが、人間は中学生くらいになってしまえば十分に老成しており、言葉上の意味では大人の言うことやメッセージは一通り理解できますからね。