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音楽の政治利用

音楽の政治利用は古来からというほど詳しくないですがヒットラーワーグナー、ナポレオンとベートーベーン(これは前者とは全く逆の意味合い)の関連等々、常にどの時代でも話題になる話ではありますね。

「音楽に政治を絡めるな」という意見は、個人的にはナイーブにすぎる意見だなあと思ったりします。

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しかし SEALDs が音楽の祭典に乗り込んでくることに対しては、僕の意見は以下。

  • トップアーティスト、そして音楽好きの人たちの祭典に、音楽で人を楽しませる技術も持ってない、訓練もしてないようなその分野の素人が土足で上がり込んでくる事に対して、一人の音楽好きとしては猛烈な嫌悪感を感じる。これは彼らの政治的主義主張がどうという話ではなく、音楽好きの聖地に土足で上がり込むその厚顔無恥さに嫌悪感を感じる。
  • SEALDs は参院を以って解散すると言っていたのに、参院選後のこのイベントに参加するということは、解散する気がさらさらないということでしょう。こういう大人のずるさ、汚さは、表向き無邪気な音楽祭とは相容れない異物で有ると思う。

 

僕は、音楽フェスが政治的な主張を内包していても良いと思ってます。前例としても、反ベトナム戦争の大きなうねりの流れからウッドストックの熱狂が産み出されたりもしますし。

しかし、たとえば僕が、突然フジロックに乗り込み、ステージを占拠し、音楽と関係ない自社の商品の宣伝ばかりしたり、自分の好きなことをただ語ったり、そんな事をしたら総ブーイングになることは容易に想像できることです。それはその主義主張が問題なのでなく、「音楽の場に何を持ち込んでいるのだ」という話なのかなと思います。

 

もちろん、フジロックも商業活動の一環ですので、お金儲けになれば何をしてもよいのではないかな、と思います。もちろんあまりに本質から離れてしまうと、自然と客足も遠のくと思いますが。