アイ

辺野古基金

http://tamutamu2011.kuronowish.com/sosikikin.htm

ふと眺めていたら、基金の共同代表に佐藤優氏が含まれていた。

別にそのことは、個人の主義主張については自由なので何も個人的な意見はないのです。

ただ佐藤優氏は数多の自著の中で「沖縄の日本独立問題」を取り上げていて、あたかも沖縄人の総意であるかのように沖縄人の差別意識(本土に差別されている)やアイデンティティ(沖縄の人はシマンチュとして琉球王国の末裔として独立を希望している)について本の中で事あるごとに書いています。

反政府活動につながる活動を積極的に行いながら、そのことを書籍の中には隠し、「沖縄の独立の機運が高まっている」という風に客観的な書き方をするのは、まさにマッチポンプな感じがします。沖縄県民の意見を代弁するというより、自身の利得のためにのみ活動し、自分たちが信じたいストーリーを喧伝しているように見えてしまいます。

別に思想的にどのような活動をしても良いのですが、商売人のモラルとして、ちょっといただけない気がします。

 

日本人というのは一度アラを見つけてしまうと「他の事についても実は我田引水なのではないか」「実態を表してないのではないか」「嘘を付いているのではないか」と猜疑心を持ってしまうので、個人的には彼の発言や著作は今後ちょっと信じられなくなるな、というのが正直な感想です。

 

biboroku.net

このブログにも書かれていましたが、佐藤優氏は母が沖縄出身なのですね。そのことも「知性」を売りにしている人が、彼自身が言う「反知性主義」の陥穽にハマってしまっている要因の一つなのかもしれません。そのことは、非常に人間臭い側面もあり、一概に否定はできないし責められない気もしますけど。

 

 

個人的には、普天間基地は移転はした方が良い気がしていますが、個人的なイメージでは基地施設を有効活用してチャンギ空港やインチョン空港に負けないようなハブ空港を作る、という方向なのかと思っていました。

(だいぶ前に大前研一氏もそのようなことを主張していた時期があったように記憶します)

しかし跡地利用計画は、もう少し異なるものになっているのですね

www.pref.okinawa.jp

せっかくの跡地なのに、それを活用し富を生み出す施策について何も書いてないことには、正直愕然とします。

理想を追うのはもちろん良いのですが、理想だけでは人間生きていけないので、この計画で、ただでさえ平均所得が貧しい沖縄の人たちがさらに経済的に困窮しないことを、祈ります。