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もしも、あなたが「最高責任者」ならばどうするか?

 

最近このシリーズを良く読んでいます。理由は、Kindle Unlimited 対象商品なので無料で読み放題なことと、一つの会社のケーススタディが数ページでまとめられていて、時間が無いときでもスキマ時間で読んでいくことができるからです。

 

本としては、特定の企業を題材にあげて、その企業の現状の分析と、今後の戦略について考える、というスタンスになっています。

戦略についてはもちろん机上の仮想的なもので、基本的には皆がこの題材を用いて自分なりの分析をすることが求められていますが、一応回答例的に大前研一の考える戦略も併記されています。

対象とする企業も、超大手企業から、DMMやメルカリなどの新興 IT 企業、はたまた富山県など行政まで対象にしていて、幅広いです。

DMM などは、「ピンクオーシャン」戦略についてものすごく真面目に分析していて、読んでいて苦笑してしまいます(笑)

 

この本は、最近流行った以下の本と同様、知識を加えていく類の本ではなく、題材と調理方法について学んだうえで自分なりの企業の分析を試みるための参考書、という感じがします。

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

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こういう本で分析の着眼点や分析の際に必要な材料(企業の場合は基本的な貸借対照表や決算報告など)を理解し、自分のケースにおいて色々妄想でも分析を試みてみるという、問題解決の思考訓練の習慣を身につけるための良い参考書ですね。

 

特に大前研一の上記の本は、繰り返しになりますが Kindle Unlimited で読めることと、一つのケーススタディが短くまとまっているのでスキマ時間に読むのに適していておすすめです。