ikzo ブーム後の名曲
ニコニコ動画で ikzo マッシュアップ動画が大流行してから、もう10年になるんですね。
僕もゼロ年代はこういう動画を面白おかしく見てました。
数年で流行は去ってしまいましたが、名もない有能Pの腕試しの場として今も機能してるのだなと、ブームが去った後に公開されたと思わしき動画を振り返ってみて感じました。
今までの研鑽やノウハウの蓄積があってか、最近の作品の方がスタイリッシュでよくできた作品が多い印象があります。
君の名は。も ikzo の餌食になってました。2016年以降ですね。
スタイリッシュでエモーショナルな RADWINPS のサウンドにも ikzo の合いの手は完璧にフィットしていて、相変わらずの汎用性を感じさせます。
サビは勢いだけで突き進んでいる感じがあります。
PPAP も餌食になってました。2016年の作品。
まあ勢いだけですね(笑)
曲は2016年発表ですね。
いくらサチモスがスタイリッシュを気取っても、日本的な合いの手のリズムの前には蹂躙されてしまう運命です。
「STAY TUNE in 農協 Friday night」というフレーズがシンクロしすぎていて悶絶しそうです。
「あの人は今」的な存在の江南スタイル。原曲は2012年ですね。
ikzo に侵食されすぎてもはや原曲がほとんど残ってない。正直僕みたいな凡人では及びつかない、大脳皮質に直接ドーパミンを注射で注入するようなトランス感を与えてくれる作品です。
「行くぜっ!怪盗少女」は2010年に発表された曲らしいので、僕がブーム時に見逃した曲かもしれません。
この曲がすごいのは、モノノフたちのコールを ikzo ラップで表現していること。単純に合いの手を入れてるだけでなく内容もシンクロしてて、凄まじい完成度を感じます。
原曲は2012年ころ。僕は本当にアニメ見ないので偽物語自体も西尾維新の原作は知ってましたがアニメ初めてみました。
個人的にはこの作品は、ikzo 作品の最高傑作の一つだと思っています。
「おら東京さ行くだ」のテンポを無理に変えずに原曲とほぼ同じノリでマッシュアップできているのでとても素敵だし、お互いの曲が合いの手を入れあってシンクロしているのは奇跡的です。この作品を見た後原曲を見ると、本当に物足りなく感じます。それだけお互いの掛け合いが自然です。