飲み屋トークしか出来ない人
新卒で会社入りたてのころ、なぜか男の先輩達に可愛がられて、夜な夜な(というほどでもないが)夜の街に繰り出していたことがあります。
その際に、先輩が言ったのか、その友達が言ったのか、はたまた夜のお店の人が話したことなのか、今では記憶があやふやですが、こんな事を言われた記憶があります。
「飲み友達しかいないような寂しい人生は送るな。飲み屋では、雰囲気にまかせ、お酒の力も借りて、あることないことを語ったり、自分を実際よりも高く見せようとしたり。周りも飲みの席ではそんなにまじめに受け取らないし気にしない。そんなひとときは楽しいかもしれないけれど、本当の意味で人生は豊かにならない」
といった話。
その時は、人生の先輩が言うことだから、まあ参考程度にという感じで聞いていました。今でも完全には同意はしませんが、とはいえ「飲み屋トークみたいな話しか出来ない人」は少なくとも仕事の場ではあまり役に立たないかも、と思うようになりました。
- 真面目な雰囲気の集団(たとえば職場)の中では、あまり自己主張はしない
- なにか物事を建設的に良くするような提案はしない
- ただし、心根がわかっている仲の良い人との間では、その人との間だけ、タメ口になり、あることないこと話す。
- 陰口、悪口が多い
- しかし雰囲気や周りの目を気にして、気にするあまり雰囲気に逆らってまで他人を表立って否定したりしない。もしくは自分の主張を表面的には曲げるのを厭わない。
- 逆に雰囲気には流されるし、雰囲気が後押しすると人間として言ってはいけないところまで踏み込んで話してしまう。
- 一部のコンテキストを共有している人にしか通じない、仲間内の話をすることが多い
- 自分の意見を、論理的に、具体的に、伝えることが得意でない。もしくは相手がそういうものを求めてないと思ってか、そういう話をしない。
という印象ですね。
いや、そりゃあ飲み屋でこんな感じの人はたくさん見かけるし、それはそれで良いんじゃないかと思いますが、職場でも同じスタイルな人もたまに居ます。
もちろん、どんな人生を送ろうと、その人にとって幸せだと思える人生を歩むことが、なによりも大事だと思います。なので上記は「僕はこうなりたくない」というだけ、誰かにこの価値観を押し付けたい訳でもないですが。