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テンプリズム

 

テンプリズム1

テンプリズム1

 

 

テンプリズム 10 (ビッグコミックス)

テンプリズム 10 (ビッグコミックス)

 

 

最初は硬派なファンタジー漫画だと思っていたら、いつのまにか美人戦士・美人スパイの姉妹が中心のお話に変わっていました。

解説文もいつのまにか「戦闘的恋愛ファンタジー」という説明に変わっていた。。。

 

まあでも、少年のうじうじした心の葛藤よりも、若い女性同士の心の葛藤の方が見てて面白いし、美少女描くとファンも増えるでしょうから、良いのではないですかね。曽田正人さんの描く女性は、みな才気煥発で、なにか病的に引き込まれる魅力を持っていますからね。

 

巻が進むにつれて存在感が薄まってきているようにも見えますが、物語が内包した硬派な社会設定についても、なかなか興味深いテーマになっているので、僕は引き続き読み進めていくと思います。

一つは、支配的立ち位置にいる骨の国と他の諸国との文化的な衝突、もう一つは40歳以上の老人が存在しないという骨の国のその仕組みと倫理観、それに対する劇中の登場人物の心理描写。

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