偉人というのは、市井に潜んでいる
ラジオでライブを聴いてました。
さだまさしは歌の世界観は好きですがトークはそこまで好きではありません。
しかしたまに、聞いていてハッとさせられるような鋭い意見を言うことがあります。
2018年も最後、年越しの曲を歌う前のトークで語られた以下のような内容は、僕が最近もやもやしていたことを正確に切り取ったかのような発言でした。
偉人というのは、市井に潜んでいる。我々の隣に暮らしているんです。本当に偉大な人ってのはね。
僕らは、人間が偉大だという時に、うっかりするとね、有名だとか、お金持ちだとか、そんな事で人を測ってしまう。それはね、その人の「影」なんです。「影」を褒めても仕方がないんです。
本当に褒めるべきは、その人の「実体」。つまりね、光源、光の源の近いところに立てば、「影」は大きくなるんです。光から遠く離れているところに立っていれば、「影」は小さくなる。そんなところで測っちゃいけないんです。
私達は、もっともっと自分たちの姿を、もっとちゃんと自分たちで評価しなくちゃいけないと思います。
「影」ではなく「実体」を見るべき、という言葉は、本当に心からその通りだなと思わせる発言でした。