本音とは
よく「本音で語ろう」的な話をふられることがありますが、意識高い人ならともかく僕みたいな俗人に語り得る本音なんてものは他者にとって無益なものばかりです。
「眠い」「腹減った」「疲れた」「女の子とやりたい」「眠い」「やりたい」「やりたい」...
みたいな感じ。非常に自分自身の感情に根ざした、閉じていて、共有が難しいもの、もしくは共有しても他者にとって意味を成さないものが、本当の意味での本音だと思っています。
世間的に求められる本音は、
- 与えられた選択肢の中で、自分が選択したいと思っている選択肢について
- 出来る限り自分の信じる正義・ロジックに従った形で
- 他者に意味やコンテキストが共有可能な形で
- 言語された形で話されたもの
というものだと思っています。
自分の信じる正義が、たとえば「最大多数の最大幸福」みたいなものだった場合、自分の本当の意味での「本音」には即してないが多くの人にとって有益であることを自分の「本音」として語る事もあったりします。
そして、一般的に「本音を語る人」というのは、「こういう事を話したら周りがどのような反応をするか...」といったことに無頓着か意識した上で突き抜けて、結果として空気を読まず、自分の正義やロジックに素直にしたがって話す人、のことを指すと思っています。
概ね、
- 行動原理をシンプルに保とうとしている人
- 自我がとにかく強い人
- 脳みそが単純で脊髄反射的なナイーブな言動しか出来ない人
あたりに類型されるのかな、と思っています。僕は一番下です。