アイ

ラ・ラ・ランド

「ミュージカル映画、結構好きだよ」という一言で、封切り直後に見に行く事になったこの映画。 gaga.ne.jp 鑑賞後の感想は、いい映画だな、と思う反面、これは誰向けの映画なんだろう?と感じさせる映画でした。 基本的には、ロサンゼルスを舞台に、スターを…

べからず

最近休日の時間がある時などに図書館で詩経を読んだりしてるのですが、さすがに図書館に置いてあるものは白文ではなく書き下し文の書籍です。もちろん詩経ぐらい古いものになると日本語の解説が無いと読めないですが... 大学時代は白文で中国語として読むこ…

見えない貧困

www.nhk.or.jp 見てました。 僕が子供の頃に直面した内容をおさらいするような内容で、なかなか他人視することができない内容でした。 剥奪指標 番組上で大きなテーマとして、「剥奪指標」(子どもたちがなにを奪われているか)という点について取り上げられ…

生きてることが辛いなら

もう 10 年ちかく前になりますが、森山直太朗の「生きてることが辛いなら」の歌詞が、自殺を幇助するとして大炎上しました。 www.youtube.com 生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい 歌詞の一番最後まで聴いていると くたばる喜びとっておけ と書い…

なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?

なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか? ―「お客が長居する」のに儲かるコメダのひみつ 作者: 高井尚之 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日: 2016/10/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 名古屋出張の際に初めて訪れてから、私もコメダ珈…

これでいいのか川崎市

コンビニなどで、誰が買うのかよくわからない安価なムック本を見かけることがよくありますが、そのなかで「地域あるある」的な情報をまとめた本はひとつのジャンルになっている気がします。 そのなかで、絶対普段なら読むこともないですが、暇にあかせて買っ…

歇后语

cjjc.weblio.jp 日本語に適切な訳が見つからないですが、「しゃれ言葉」「かけ言葉」といった風に訳されることが多いようです。 何かを暗喩するような言葉を謎かけ的に使う言葉で、おもに昔の故事などから引用されることが多いようです。 よく代表例として挙…

女は引き寄せて、つっ放す

太宰治の人間失格を読んでいるのですが、なかなか刺激的というか男性の女性に対する心を上手く表現しているなという一節をただ貼り付けておきます。 女は引き寄せて、つっ放す或いはまた、女は、人のいるところでは自分をさげすみ、邪慳にし、誰もいなくなる…

从那以后

以下の衝撃的なドキュメンタリーを見てから、文化大革命について色々調べ始めたのですが、 www.youtube.com www.nhk.or.jp 最近、2016年、以下のような歌が中国の音楽番組「中国之星」(中国の星。星は日本と同様芸能的な"スター"の意味がある)をきっかけに…

井の中の蛙は大海しか知らない

「井の中の蛙大海を知らず、されど〜」的な言い回しが最近流行していますね。実は皆が知っていることわざには、続きが有った的な。 とはいえ、もともとは莊子の中の一節から転じたと言われることわざで、莊子の中では 井蛙不可以语于海者,拘于虚也夏虫不可以…

龍安寺と日本文化私論

龍安寺自体に僕自身は特別な感慨はなく、まあ商売になれば良いんじゃないかという気もしています。 関係無いですが、坂口安吾が戦前に「日本文化私論」というエッセイを残しているので、そちらを引用します。 日本の庭園、林泉は必ずしも自然の模倣ではない…

モビリティ革命的な本

モビリティー革命2030 自動車産業の破壊と創造 作者: デロイトトーマツコンサルティング 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2016/10/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 帯にもあるようなデータについて、コンサルティングの観点でまと…

ヒットの崩壊

ヒットの崩壊 (講談社現代新書) 作者: 柴那典 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/11/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る kindle に積読していたのを、ようやく読んでみました。 読了感としては、かなり中途半端な本だな、という印象で…

IR についての私見

blog.lusaku.jp IR (Integrated Resort) 法案の可決が昨年12月に行われ、IR といいながら実質カジノに関する法案のため、ギャンブルに対するアレルギー反応として様々意見が紛糾しているようです。 僕個人としては賛成でも反対でもなく無関心ですが、「カジ…

教養としての「昭和史」集中講義

教養としての「昭和史」集中講義 教科書では語られていない現代への教訓 (SB新書) 作者: 井上寿一 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2016/11/05 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る この方は学習院大学の大学長を勤められている方…

米中もし戦わば

米中もし戦わば 作者: ピーターナヴァロ,赤根洋子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/11/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この本は、この本に書いてある分析が正しいかどうか、という観点より、この本の著者であるピーター・ナヴァロ…

関白宣言

www.youtube.com 長友・平愛梨の結婚会見で、平愛梨が「関白宣言が理想」と発言したことで色々過去を蒸し返す感じで賛否両論な感じになっているようです。 www.excite.co.jp 歌がコミックソングであろうと、そういう文脈に関係なく妻に対する不寛容に思える…

介護の敵

介護の現状というのは、なかなか未経験な人、もしくは想像力のない人には理解をしていただくのは難しいものだといつも感じます。 個人的に一番の敵なのは、介護に対して正面切って嫌悪感を示したりするような人ではありません。そういう本能的な反応の中にこ…

文化大革命によるモンゴル人大虐殺

狂暴国家中国の正体 (扶桑社新書) 作者: 楊海英 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2014/08/31 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 週刊東洋経済で現代史についての特集が行われていて、その中の2ページ特集で楊海英さんの記事がありました。…

会社の老化は止められない

会社の老化は止められない。 宿命にどう立ち向かうか (日経ビジネス人文庫) 作者: 細谷功 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2016/09/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 数ヶ月前に読んだ本ですが、ふと内容を思い出したりし…

人生

最近時間がとれるようになったので、万葉集を一巻目から読み直しているのですが、個人的に心に残るのはやはり挽歌。 とくに多くの挽歌を残し、人の生命に対して深い洞察を感じさせる歌を多く残した山上憶良の歌に、今この歳になると強い印象を残すものが多い…

この世界の片隅に

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス) 作者: こうの史代 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2008/01/12 メディア: コミック 購入: 23人 クリック: 507回 この商品を含むブログ (292件) を見る だいぶ前に映画を見ました。 原作のマンガを読んで強い印…

万葉集を読む

万葉集というと、中学や高校の国語・古典の授業で勉強した、堅苦しい感じの詩集というイメージがあります。 堅苦しい、というのは、授業のやり方が無味乾燥で、万葉集自身の歴史的な重みとか、枕詞とか古語の活用とかを暗記式に勉強させるあまり、詩の魅力に…

正しいこと

正しさというのは自分の主観的な価値観で、自分なりの正しさを皆がもっているし、他人に共有できるものでも無いし強要できるものでもない気がします。 自分が自分の信じる正しさを成し遂げた時に、それを周りに吹聴するか、アピールするか、というと、僕はそ…

体調不良との戦い

僕は数年前、扁桃腺炎が頻発して、一ヶ月に1回は40度を超える高熱が出て苦しんだ時期があります。 ちょっとでも疲れが溜まると喉が熱を持ち、一度熱がでてしまうと1週間は苦しむことになる。そして熱が熱なので体への負担も大きく、まれに意識障害や呼吸障…

TFP

伊藤元重さんの『どうなる世界経済〜入門国際経済学〜』という本を読みました。慶応大学での講義内容の再録的な本ということで、講義形式で分かりやすく、現在の経済学の比較的王道な見方について中立の立場で解説してある本という印象です。 どうなる世界経…

便訓

最近、「さだまつり」的なイベントをしていた某古本屋店で安値で見つけてきた『二小節の詩』という30年以上前に発売された"さだまさし"のエッセイ本?に、以下のような文章が書いてあって笑い転げてしまった。 さだまさしについて、常識を重んじ、堅く暗い世…

欧派

なにかで見かけた中国語のスラングで、「欧派」というのがあった。 普通に欧州風とかそういうふうな意味かと思ったら、「おっぱい」の意味らしい。 欧派 - 萌娘百科 万物皆可萌的百科全书 欧派,来源于日语おっぱいoppai的音译,即指胸部咪咪。 たしかに読み…

「関ジャム」さだまさし出演回で作られた即興曲

www.tv-asahi.co.jp twitter.com とりあえず、メモ書きとして。 一曲目。ビルの解体映像に寄せて Fmaj7止まらないはずの Cmaj7僕の夢を Dmy G7 Cmaj7止めるのは 僕自身だろう Dm Em Dm G7止まるな 止まるな 止まるな 止まるな 二曲目。東南アジアと思われる…

「遙かなるクリスマス」とピエロとしてのさだまさし

www.youtube.com 久しぶりに生でさだまさしの歌をコンサートで聴いてきましたが、この「遙かなるクリスマス」という歌は、今の「月の歌」ツアーで、印象的なシーンで歌い上げられます。 今まで数多くのコンサートで耳にはしましたが、今回の「月の歌」ツアー…